不動産の売却益とは?計算や節税について解説
不動産を所有している方にとって、物件を売ったときのことが気になるでしょう。
ここでは、不動産の売却益とはなにか、計算方法や節税について解説していきます。
売却を検討している方、売ろうか悩んでいる方はぜひチェックしておきましょう。
目次
①不動産の売却益とは?②動産の売却益について:計算方法
③不動産の売却益について:節税
まとめ
不動産の売却益とは?
不動産の売却益とは、売却価格から売却したときにかかった金額を差し引いて得た「利益」のことを指す言葉です。
実際に売却価格から物件価格を引いた金額ではなく、売却時にかかった諸費用なども引いた金額なので、イメージしているよりも低くなることが多いでしょう。
売却にかかった諸費用を引かず、売却価格から物件価格を引いた金額と勘違いしてしまうことも多いため、注意が必要です。
この売却益は、物件売却後の税金支払いに関係してきます。
不動産の売却益について:計算方法
売却益の計算方法は、「物件価格-(取得費や譲渡費用)-特別控除」と表されます。
物件売却後はこの計算式に当てはめて、売却の利益を出します。
その後、減価償却費や課税譲渡所得などを算出し、納税額を算出します。
減価償却費
●(物件価格+物件購入諸費用)×90%×償却率×経過年数
償却率は物件の構造によって率が異なります。
不動産譲渡所得税の算出
●課税譲渡所得×税率
保有期間によって異なります。
不動産の売却益について:節税
物件を売却すると確定申告が必要になり、場合によっては税金の支払いが必要です。
できるだけ支払う税金額をおさえたい、0円にしたいなど、節税について関心がある方も多いでしょう。
節税方法として、特別控除を利用する、売却損の場合でも損益通算・繰越控除を利用しましょう。
特別控除を利用する
マイホームを売る場合は3,000万円、相続した空家を売却する場合も3,000万円など、条件を満たすことで控除を受けられます。
売却損の場合でも確定申告して損益通算・繰越控除を利用する
利益が出た場合だけでなく、損益になってしまった場合にも確定申告することで、損益通算・繰越控除を利用でき、結果的に節税につながっていきます。