不動産を売却するときの按分とは?按分の方法や注意点も!
不動産の売買では、あまり聞き覚えのない単語やこれまでに見たことのない単語に出会う機会がたくさんありますよね。
この記事では、不動産の売却でよく耳にする「按分(あんぶん)」について、按分が必要になる理由や按分する際の注意点などを含めて、いろいろとお話していきます。
不動産売却における按分とは?按分が必要になる理由も!
不動産の売買では、土地と建物の合計金額を提示することがほとんど。
しかし、不動産を売却するときは土地と建物の価格がそれぞれどの程度になるのかを明確にしておく必要があり、そこで「按分(あんぶん)」という方法が使われます。
不動産売却や一般的な会計などの分野ではおなじみの単語でもありますが、初めて見る方は読み方から戸惑ってしまうかもしれません。
按分が必要となる理由としては、不動産売却では建物に消費税がかかるのに対し、土地には消費税がかからないという点が関係しており、売却の際にかかる消費税を正しく計算することを目的として利用されています。
按分という言葉がどうもしっくり来ないという方は、比例配分の意味を持つ言葉として覚えておきましょう。
不動産売却時の按分の方法とは?
不動産売却にかかる消費税の計算のために必要となる按分。
現在、不動産売却のための按分方法には法律によるルールはありませんが、当事者間で相談し、合意の上での決定が求められます。
土地と建物を按分する方法には、下記の4通りがあります。
●売主と買主が相談の上、自由に按分する
●取引時の時価を基準に按分する
●売却時の固定資産税評価額に基づいて按分する
●不動産鑑定士の評価額に基づいて按分する
不動産の売却における按分の注意点とは?
不動産売却のための按分では、売主と買主の双方がわだかまりなく合意できる方法を選ぶことが一番心がけておきたい注意点です。
按分は双方の消費税の負担額にも関わるものとなるので、話し合いの機会を設け、じっくり土地と建物それぞれの割合を決めていきましょう。
また、売主と買主の双方で按分に対する考え方が異なる点も、気を付けておきたい注意点のひとつです。
買主は消費税を多く支払っても後で控除を受けられるため、売主とは按分への考え方がどうしても異なってきます。
按分を決めるときには、固定資産税評価額や不動産鑑定士の評価を活用する方法を優先すると、お互いが公平に感じられるはずです。
まとめ
按分(あんぶん)は、不動産を売却するときの消費税に関わってくるもの。
一般的には、固定資産税評価額や不動産鑑定士の評価を使って、売主と買主が合意できる按分が採用されることになります。
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