中古マンション売却における失敗事例と対策について解説!
中古マンションの売却については、これまでに多くの失敗事例が報告されています。
失敗の規模はさまざまですが、なかには大きな損失が発生し長期的な資金計画に乱れが生じてしまったようなケースも少なくありません。
そこで今回は中古マンション売却のプロセスを売出前、売出中、売出後の3つに分け、それぞれの段階で発生しやすいトラブルと解決策について解説します。
中古マンション売却における売出前の失敗事例
中古マンションの売出前とは、売却査定を受けて不動産会社と媒介契約を結ぶ段階です。
この段階で起こりがちな失敗のひとつとして、住宅ローン残債の問題が挙げられます。
不動産は基本的に住宅ローンの残債がある状態では売却できません。
そのため、残債より低い金額で売却する場合は、自己資金による差額の支払いが必要です。
また、中古マンションの売却にかかる期間を把握していなかったことによる失敗事例も多く見られます。
一般的に中古マンションの売却期間は3か月から6か月程度になるため、時間に余裕があることを確認してから売却手続きを進めましょう。
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中古マンション売却における売出中の失敗事例
売出中とは、売却活動をおこない買い手を探している段階です。
この段階では、しばしば売出価格の設定ミスによる失敗が発生します。
売出価格が相場より高すぎると買い手が見つからず売却期間が長引き、結果として大幅な値下げが必要になる可能性もあるでしょう。
こうした事態を避けるためには、査定の結果や地域の相場を参考に、適切な売出価格を設定することが大切です。
また、売出しのタイミングを誤ったことによる失敗事例も少なくありません。
中古マンションの売り時は季節、経済情勢、築年数などで変わってくるため、不動産会社ともよく相談し、どのタイミングで売出すかを決めましょう。
内覧時はしっかり片付けや掃除をおこない、買い手の目線に立った丁寧な対応を心がけることで失敗が減らせます。
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中古マンション売却における売出後の失敗事例
売出後は、契約成立後に手数料や税金の支払い、各種残務の手続きなどをおこなう段階です。
この段階では、各種手数料や税金の支払いが想定以上の金額になってしまうトラブルが多く見られます。
そして、先述したように残債の把握や売出価格の設定にミスがあると、この段階になってから手持ち資金を使わなければいけません。
売却後にできる対策は少ないため、仲介手数料や所得税・住民税がどの程度の金額になるのか、手元にどの程度の資金が残るのかを事前にシミュレートしておきましょう。
また、売却した物件に何らかの瑕疵が見つかった場合は、買主から契約不適合責任を問われる可能性があります。
契約不適合責任に関するトラブルを避けるためにはインスペクションなどで物件の状態を正確に把握し、買主にきちんと瑕疵の内容を伝えることが大切です。
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まとめ
中古マンションの売却は、残債の確認不足や売出価格の設定ミスなど、さまざまな要因で失敗する可能性があります。
失敗を避けるためには、トラブルの事例について把握したうえで、不動産会社としっかり連携しながら売却を進めることが大切です。
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