不動産売却時に知っておくべき実勢価格とは?調べ方や注意点を解説

不動産売却時に知っておくべき実勢価格とは?調べ方や注意点を解説

不動産売却を考えている方のなかには、相場やその調べ方が分からず、価格をどのように決めれば良いか不安を感じる方もいるでしょう。
実勢価格を理解することは価格の妥当性を判断するために重要であり、政府が公表する公示価格とは異なるため、違いを理解すればより賢い不動産売却が可能になります。
この記事では、実勢価格の意味や具体的な調べ方、注意点を解説していきます。

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実勢価格とはなにか

実勢価格は、実際の市場で取引が成立する価格を指し、時価とも呼ばれています。
公示地価や基準地価といった公的な評価額とは異なり、市場における需要と供給のバランスによって決定される実質的な取引価格です。
たとえば、同じ地域でも建物の状態や立地条件、取引時期によって価格は大きく変動します。
また、経済状況や地域の開発計画なども実勢価格に影響を与える要因となります。
重要なのは、実際の取引において売り手と買い手の合意のもとで成立する生きた価格である点です。
公示地価が1月1日時点の標準地の価格を示すのに対し、実勢価格は市場の実態をより正確に反映していると言えます。

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実勢価格の調べ方

調べ方は複数あり、なかでも信頼性の高い方法は、国土交通省が運営する不動産情報ライブラリの活用です。
不動産情報ライブラリでは、実際に取引された物件の価格情報を無料で閲覧できます。
また、不動産会社に依頼して取引事例の収集も有効な調べ方です。
基準地価や固定資産税評価額は目安として参考になりますが、これらは実勢価格の7割程度とされています。
より正確な価格相場を把握するためには、複数の情報源を組み合わせた調査が重要です。
とくに、近隣の類似物件の成約事例の収集で、より実態に即した価格相場の把握ができます。

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実勢価格を調べるにあたっての注意点

実勢価格を調査する際には、いくつかの注意点があります。
過去の取引額は必ずしも現在の市場状況を反映しているわけではないため、最新の情報を得る必要があります。
また、売り出し価格は売主が自由に設定可能なため、必ずしも市場価値とは一致しません。
地域や不動産の特性によって、同じエリア内でも価格に大きな差が生じる場合があります。
あくまで過去の実績を踏まえつつ、最新のトレンドや需要の変化の考慮が重要です。
複数の情報源を組み合わせて精査し、過去のデータや評価額だけに依存しない慎重な姿勢が求められます。
これにより、より現実的で正確な価格相場の見極めが可能となります。

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まとめ

実勢価格は不動産取引における重要な指標ですが、その把握には慎重なアプローチが必要です。
不動産情報ライブラリなどの公的データベースを活用しつつ、地域の特性や物件の個別性を考慮した総合的な判断が求められます。
また、市場動向は常に変化しているため、できるだけ新しい情報を収集するようにしましょう。
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