事故物件の建て替え!資産価値の変化とメリットやかかる費用を解説
事故物件を売りたいけど、どのように売れば良いのか悩んでいませんか?
実は、建て替えをすることで、事故物件であっても売れやすくなる可能性があります。
今回は、事故物件を建てなおした場合の資産価値やメリット、かかる費用について解説します。
事故物件の建て替え!資産価値は上がらない
一般的に建て替えをすることで資産価値が上がることはありません。
そもそも事故物件とは、殺人や変死などの不自然な死があった物件のことを指します。
買主の立場からすれば、事件があったところには住みたくないといった、何らかの不快感や恐怖が伴う方が少なくありません。
この不快感や恐怖のことを心理的瑕疵と言い、売主は買主に対して心理的瑕疵の告知義務があることが法律では明記されています。
建て替えをしても、心理的瑕疵の告知義務はなくならないため、2〜5割の資産価値の低下は避けられません。
事故物件の建て替え!建て替えるメリット
資産価値が上がらないといわれる事故物件の建て替えですが、メリットもあります。
まず、建て替えをすれば、心理的瑕疵が低下し、買い手がつきやすくなるメリットがあります。
リフォームとはちがい、事件当時の物件がなくなることで、不快感が払しょくされたと感じる買い手も多いためです。
次に、建て替えは、間取りが建物の構造によって制限されることがないため、間取りや設備の自由度が増すのもメリットの1つです。
最後に、資金調達の面でも建て替えはメリットがあります。
リフォームの場合、金利が高いのが一般的ですが、それと比べて建て替えの方が金利は低いからです。
事故物件の建て替え!建て替えの費用
まず、建物の解体にかかる金額の相場は、60〜200万円ほどです。
金額に変動があるのは、坪数のちがいや建物が木造か鉄筋コンクリートかによって変わるためです。
次に、4種類の登記費用も必要で、合計で20万円ほどがかかります。
内訳は、建物滅失登記が4〜5万円ほどで、建物表題登記が8〜9万円ほど、所有権保存登記が2〜3万円、抵当権設定登記が3〜5万円ほどとなります。
ただし、これらの金額は専門家に登記を代行依頼した金額であり、自身で行えば安く済ませることも可能です。
そして、地盤調査の費用は5〜25万円ほどかかり、地盤改良工事が必要な場合は、1坪あたり3万円がかかります。
最後に、新築の住宅や建物の建築費用は1坪あたり50万円が相場です。
ハウスメーカーや工務店によって金額の設定がちがうため、あらかじめどのくらいの予算でお願いするのかを事前に検討しておいた方が良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、事故物件を建て替えた場合の資産価値やメリット、かかる費用を解説しました。
建て替えにより資産価値は戻らないものの、売れる可能性は大いに高まります。
今回の記事の中でご紹介した内容を参考にして、事故物件を売ることができれば幸いです。
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