売れにくい不動産とは？どのような種類があるかご紹介

これから自宅を売却しようとしている方は、売れにくい不動産についてどのようなものがあるかをご存じでしょうか？
売れにくい不動産を知らずに売却を進めてしまうと、思うように売却が進まない可能性があります。
今回は、売れにくい不動産の特徴や売れる方法についてご紹介します。

再建築不可の不動産が売れにくい理由とは？

不動産のなかには、再建築不可の物件があります。
再建築不可の原因として、道路の工事などによって接道義務に準じていない物件であることが多くあります。
接道義務とは幅員4ｍ以上の道路に2m以上接する必要がある義務を指し、建築基準法に則っていない場合、条件を整えない限り再建築できません。
そのため、通常の不動産より人気が低く売れにくいといわれているのです。
しかし、再建築不可物件は資産価値が低い分、固定資産税などの税金が安く低家賃でも収支が合うため、家賃収入を目的とした買主が見つかる可能性もあります。
それでも売却が難しい場合は不動産会社への買取の依頼も検討すると良いでしょう。

テラスハウスの不動産が売れにくい理由とは？

テラスハウスは「連棟式建物」ともいわれ、1つのつながっている一戸建てとみなされます。
テラスハウスを含む連棟式建物は単独で建て替えることができず、周辺住民の許可が必要なため買主を見つけにくい傾向にあります。
しかし、テラスハウスのなかにはテナントが入っている物件などがあるため、出店目的で購入する方もいるのが特徴です。
長期的な売り出しを視野に入れておくようにしましょう。

賃貸併用住宅の不動産が売れにくい理由とは？

賃貸併用住宅とは、1つの建物の中に2つの居住部分が入っている住宅のことを指します。
2世帯住宅と似ていますが、1世帯はマイホームとして使用し、もう1世帯は他人が賃貸物件として借りている居住部分です。
賃貸併用住宅は数が少なくマーケットも小さいため、購入を考える方が少なく売れにくい物件といわれます。
賃貸併用住宅を売却する際には、修繕履歴やリフォームの履歴などをまとめておくことで購入者の安心に繋がり、購入が期待できるでしょう。

まとめ

今回は、売れにくいといわれている3つの不動産についてご紹介しました。
売却予定の住宅がこの3種類のなかに入っている場合は、売却方法をきちんと考えながら進めていくことが大切です。
テラスハウスのように長期的な売り出しが効果的なケースもあるため、余裕をもった計画をたてて売却を進めていきましょう。
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