不動産売却前に相続の相談をしたいときの窓口は?費用はいくらくらい?
相続する不動産の売却は、経験や知識がなくて不安に感じてしまう方も多いでしょう。
いざというときに、どこに相談すれば良いのかを知っておくだけでも、少しは安心できるかもしれません。
そこで、不動産売却前に相続の相談をしたいときの窓口と、相談費用について解説します。
相続時以外の相談窓口にも触れていますので、不動産売却を検討している方は、ぜひご参考にしてください。
不動産売却前に相続の相談をしたいときの窓口は?
不動産売却の相談窓口は、基本的に不動産会社です。
しかし、内容によっては不動産会社では対応できないため、専門家に相談することが必要になります。
できるだけ相続にくわしい専門家を選びましょう。
●弁護士
相続時や相続後に、相続人のあいだで遺産分割などのトラブルがある場合は、弁護士に相談しましょう。
●税理士
相続税などの税金に関係することは、税理士に相談しましょう。
●司法書士
司法書士には、登記申請の代理権があります。
不動産の所有権移転登記や遺言書の検認は、司法書士に相談しましょう。
トラブルがあるケースでは、弁護士への相談が必要になります。
一般的に弁護士への相談料は高額になるため、トラブルがなければ司法書士への相談がおすすめです。
●行政書士
相続財産や戸籍の調査、遺産分割協議書作成など、一部の業務は行政書士にも相談できます。
相続時以外に不動産売却をしたいときの相談窓口は?
相続時以外に不動産売却をする場合は、不動産会社に相談しましょう。
売却活動から売買契約を結んで引き渡しが済むまで、すべてを不動産会社がサポートします。
しかし、売買契約においてトラブルが生じた際は、弁護士に相談が必要になる場合があります。
そのほかにも、
●譲渡所得税などの税金の相談は「税理士」
●抵当権抹消や住所変更登記などは「司法書士」
●不動産の価値を法に準じて査定してほしい場合は「不動産鑑定士」
●隣家との境界が確定していない場合は「土地家屋調査士」
など、専門家への相談が必要になるケースもあります。
不動産売却をしたいときの相談にかかる費用は?
不動産売却で専門家に相談する場合、相談費用はどのくらいかかるのでしょうか。
相談のみの料金で、およそ1時間5,000円から10,000円かかります。
依頼すると別料金が発生しますので、注意が必要です。
弁護士への相談は比較的高額になりますので、先に確認しておくことをおすすめします。
相談費用を抑えたい方は、各都道府県の無料相談などを利用しましょう。