相続した不動産を売却する際の流れを解説!知っておくべき注意点も!
親から家や土地を相続した方のなかには、不動産を手放したいと思う方もいらっしゃるでしょう。
不動産は所有しているだけで費用がかかりますし、放置しておくと倒壊などのリスクもありますから、上手に売却して現金化したいですよね。
そこで今回は、不動産売却を検討している方に向けて、相続した不動産を売却する際の流れや、知っておくべき注意点について解説します。
相続した不動産を売却したい!まずは流れを知っておこう!
売却までの流れ
●相続発生
●相続人の確定
●遺産分割協議
●相続する不動産の名義変更
●不動産の査定
●販売活動
●売買契約の締結
●引き渡し
遺産を相続するために、まずは相続人を確定しましょう。
相続人が複数いる場合、遺言があればそれにもとづいて分割します。
遺言がない場合は、遺産分割協議をおこなったうえで所有者を決めなければなりません。
そのあと、親が所有者していた不動産の名義を変更するために、登記手続きが必要です。
登記が完了し所有者が確定したら、売却するため不動産会社に査定・仲介を依頼し、販売活動をおこないましょう。
相続した不動産を売却する際の注意点とは?
続いて事前に知っておきたい注意点をお伝えしますね。
不動産は、現金のようにはっきりと分割できず、複数人で共有しているケースが多いですから、売却して現金化してから分ける場合が多いでしょう。
共有しているものを売却する際には、相続人全員の同意が必要であることを頭に入れておきましょう。
また売却を進めていく過程で、さまざまな業者の人と関わりますから、相続人のなかで窓口になる人を決めておくとよいですよ。
さらに、売却金額はしっかりと話し合って決めましょう。
たとえば値引き交渉に応じなければならない場合、どこまで値下げしてよいのか迷ってしまいますし、あとから売却金額のことでトラブルになる可能性もあります。
売却金額の最低ラインも、事前に相談して決めておいてくださいね。
相続した不動産を売却する際に必要な相続登記とは?
最後に相続登記についてお伝えしますね。
相続登記とは、不動産の名義をもとの所有者から変更する手続きのことです。
不動産を相続したら必ずしなければならない義務はありませんが、所有者が違うものを売却することはできませんし、担保にして融資を受けることもできません。
不動産を売却する際には、まず相続登記をおこなって、名義を変更する必要がありますよ。
まとめ
不動産を相続して、将来利用する予定がない場合や管理できない場合、また相続人が複数いるため財産を分割したい場合などは、売却し現金化することを検討するとよいでしょう。
相続が発生してから売却するまでには、さまざまな手続きが必要ですし、専門的な知識がないと難しい部分がたくさんあります。
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