不動産の購入金額の目安を知りたいときは年収が大きな基準になる！
不動産は高額なので、「自分の収入や貯金でどのくらいの金額の物件が買えるのかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。
購入金額に大きく影響する年収を基にして考えると、おおよその目安もわかります。
そこで今回は不動産の購入をご検討中の方に向けて、年収から考える予算の目安についてご説明します。
不動産を購入するための予算を年収から算出しよう！
不動産の購入に使える金額を考えるときは、年収を基にすることが可能です。
一般的には、年収の5～7倍が目安といわれています。
つまり、年収が500万円なら2,500万～3,500万円、800万円なら4,000万～5,600万円の物件が買えると考えられます。
まずは、この数字をひとつの目安として、おおよその金額を出してみましょう。
不動産を購入するための予算を計算する年収以外の方法とは？
次に、もっと具体的に計算してみましょう。
不動産を買うときの支払いは、頭金と住宅ローンです。
つまり予算は、「頭金がいくら用意できるか」と「住宅ローンをいくら借りられるか」によって決まります。
頭金には貯金を使いますが、すべて使うことは避け、ある程度の額をもしものときのために残しておきましょう。
半年ほど生活できる額があると安心です。
住宅ローンで借りられる額については、次に返済比率とともにご説明します。
不動産の購入で借りる住宅ローンの返済比率にも年収が影響する！
住宅ローンでは、「いくら借りられるのか」「いくらなら無理なく返済できるのか」が気になるでしょう。
その基準になるのが返済比率で、年収に対してローンの返済がどのくらいの割合を占めるかを表します。
計算式は「ローンの年間返済額÷年収」で、基準は30～35％ほどだといわれています。
年収500万円で返済比率30％だと、1年の返済額は150万円、1カ月あたり12万5千円です。
自分の年収で計算してみて、年間もしくは月々の支払いに余裕が持てるかどうか考えてみましょう。
「もう少し減らしたい」と感じたときは、20～25％に設定することもおすすめです。
これで、予算を計算する情報がそろいましたから、実際に算出してみましょう。
たとえば「頭金500万円・年収500万円・返済比率30％・借入期間30年」で計算すると、5,000万円が予算の目安です。
この目安や希望条件を基にして、物件を探してみましょう。
